アンケート回答のデータを公開

☆先日生放送した「i-morley」特別編「大麻の、これから」に関するアンケートに数多くの回答をいただきました。お名前や個人情報を伏せた形で、実際の回答データや書き込みを公開します。日本社会で大麻がどう捕らえられているかを知るためのヒントとしてご利用ください。

□以下のリンクからPDF形式のファイルがダウンロードされます。

cannabis_questionnaire.pdf

Posted by i-morley : 03:51

リスナー投稿

名前:コウジ(☆実名から変更させていただきました)
メッセージ:モーリーさん、ゆっこさん、たらきゅうさん

i-morley、いつも楽しく視て/聴いて/読んでいます。
昨晩の大麻についての特別番組、9時から深夜1時40分頃まで、すべて見ました。
今回はとくに意義のある番組だったと思います。
医療大麻のことは以前から知っていましたが、今回当事者である成田さんの思いに触れることで、この問題がいかに緊急性が高いものかを実感しました。
ほんとに、患者さんにとっては悠長なことを言ってる余裕はないのですね。

私は大学時代(1990年代前半)から大麻問題について関心を持ってきました。
もともと私がi-morleyを視聴するようになったのは、大麻がらみのことをネットで調べていたときに、i-morleyの麻枝光一さんのインタビューに行き当たったことがきかっけです。
それが2008年の暮れのことで、以降1年と少し、コンスタントに視聴しています。
(もちろん大麻問題以外のことも興味深く、楽しく視聴しています。)
大麻問題はi-morleyでは1年くらい前にとくにホットだったですが、最近成田さんの件に関連して復活してきたことをうれしく思います。
というのは、この問題は一部の人間の間ではいろいろ議論されていますが、日本全体としては目立った進展は全くないからです。
なので、今後も実際に行政が動くときまで、民間レベルで継続的に情報の発信、啓蒙活動、議論をつづけることが重要である思うのです。

私が大麻問題にとくに関心が高いのは、モーリーさんもご指摘さている通り、大麻問題は大麻だけの問題ではないからです。
ある意味でこの問題は日本の抱えているさまざまな問題の「要約」であると私は考えています。
日本が大麻の取り扱いにおいて今後先進国並みになれるかどうかで、日本の将来が占えるということです。
もし大麻でダメなら、他のもっと難しい様々な社会問題を解決することなど到底できるわけがないと思うからです。

大麻に関する法改正は、クローン病などの患者さんにとってはまさに緊急の問題ですが、日本のこれまでの歴史、現状、国民性を考えれば、現実に法改正まで持ち込むにはとても長い時間がかかるでしょう。
これはとても残念なことですが、大麻問題に興味を持つ人間は、このことを覚悟して、ユーモアとしつこさを持ってこの問題と付き合わなくてはならないと思います。
i-morleyでも今後もしつこく取り上げてくだされば一視聴者としてうれしいですね。
昨晩の番組が後から振り返って大麻法改正へのmilestoneになればいいなと思っています。
昨晩の番組にはそれだけの潜在能力があったと思うからです。

最後に「小話」をひとつ。
ポール・マッカートニーのインタビューの字幕が嘘っぱちな件に関連して。
字幕のことはれっきとした情報操作だと思いますが、その後よりへんてこな情報操作(?)も行われていました。
私はビートルズファンで、高校時代(1980年代後半)、ファンクラブの集まりにも参加していたのです。
そのときにファンクラブの「偉い人」の「スピーチ」で、ポールの日本での逮捕の件に話が及んだことがありました。
すると、その人は「大麻を所持していたのは、本当はポールではなくバンドの他のメンバーで、ポールはその罪をかぶっただけだ」と言うのですね。
これが本当なのかどうか私は知りません。
しかし多分嘘でしょう。
嘘だとしたら、なぜそこまで話を作らなければならないのでしょうかね。
ポールは大麻を持っていたし、吸引してもいましたよ、では、なぜいけないのでしょうかね。
もちろん、この手のことはモーリーさん曰くところの「いつものこと」ですが、ひとつの「トリビア」として付記しておきます。

ではまた。

コウジ
新潟県新潟市

☆お返事
気温0度の新潟から、長いメッセージをありがとうございました!今夜、ここ東京の23区でも微量の降雪が予想されています。ポール・マッカートニーの名誉を守るためにファンクラブのレベルで細かい工作が行われていたのは、ほほえましいです。

おっしゃる通り、今回の当事者は成田さんご本人だけではありません。我々みんなに及ぶ話なんですね。そしてこの場で傍観するか、沈黙するか、強い側に付いて説教するか、または疑念をきちんと表明するか。人それぞれによって出方が変わってきます。ある意味それぞれの人が自分と向き合う試金石にもなる事件だと思っています。

少なくともマッカーシー時代のアメリカで行われた「赤狩り」のようなやり方で「大麻を所持していた不心得者」を血祭りに上げる報道は、今日・ただ今から止めるべきです。数多くの国でほとんど合法化されている生薬なのですから、少なくともこの事実をきちんと報道する責務がマスコミにはあります。どう言いつくろっても、この事実から逃げることはできません。

成田さんが自己犠牲の精神にのっとってUSTREAMでカミングアウトした勇気を、モーリーは重く受け止めています。マスコミや政府・厚労省などがどうしても変わりたくない、とバイアスをかけ続けた場合、最終的には市民がより正確な情報を共有し合って、歪みを正していくことが必要となります。昨夜の放送に参加された皆さんは、すでにそのための心の準備ができていることでしょう。これは、変わるか否かという問題では、すでにありません。「いつ変わるのか」だけが問題です。Not if, but when.

Posted by i-morley : 01:48

特別番組、終了しました

☆今回の特別編はなんと4時間半に延長してしまいました。参加されたみなさん、本当にありがとうございます!そのままアーカイブとして特別編を公開しておりますので、今からでもご覧いただけます。

また、驚くほど多くの皆さまから医療大麻に関するアンケートに回答をいただきました。個人情報を削除した状態で回答のデータを公開するつもりなので、ご高覧ください。

今回の番組をご覧いただいた人のツイットに
「情報を拡散する事で人の命を救える。」
というものがありました。ほんとうに、そうだと思います。

アンケート回答は統計として厳密に世論を反映していないかもしれません。ですがこれだけ多くの人が大麻問題に強い関心を持っていることは、有意義です。

Posted by i-morley : 01:50

『大麻の、これから』〜どうなる医療大麻・大麻取締法62年の節目

□□2月16日(火)【i-morley】夜9時放送




アメリカ・GHQの影響下に制定された大麻取締法が62年目を迎えた今、日本と先進国の認識の露骨な食い違いを懸念する声が上がっています。


直近のきっかけは成田賢壱さんのUSTREAM生放送です。後々の報復や非難を恐れず、ご自分が大麻を喫煙する様(少なくともそう見える映像)を配信したことで、これまでの悪玉論の単純さに対して不信感が一部では高まっています。このような新しい動きの裏で、ヒップホップ歌手のYOU THE ROCK★が逮捕されるなど、疑問を持つきっかけが日常的に転がっています。


大麻を取り締まる麻薬取締局・警視庁・麻薬・覚醒剤乱用防止センターなどの当局は「だめ。ぜったい!」の信条を根拠に粛々と公務を遂行し、その毅然たるスタンスがマスコミ全般に無言のプレッシャーとなっているかのようです。そもそも報道の現場にいる人たちが大麻や麻薬関連の情報に接触する機会が少ないためか、基礎的な知識を持ち合わせていないケースもしばしば指摘されています。いぜんとして、大麻と覚醒剤を同一線上に捕らえるトーンの報道が繰り返されています。


ところが日本に絶大な文化的影響を与え続けてきたアメリカでは、カリフォルニアやハワイなど14の州で医療大麻が合法化され、日本人旅行者であっても医師の処方箋を元に、州法にのっとったガイドラインで大麻を使用したり栽培することができます。また、医療大麻は代替医療の手段として注目されており、適用範囲が広いためアメリカの医療制度を助けることも一部で期待されています。さらにカリフォルニアのシュワルツェネッガー州知事は大麻を税源として合法化することをも提案しています。医療大麻を合法化する流れは、もうじき日本にも押し寄せてくるかもしれません。


大麻取締法が制定されて62年。日本はアメリカで起きている医療大麻合法化の流れを無視するべきでしょうか。医療破綻、格差の拡大、エネルギーや環境、テレビがつまらない(特に民放)など地球的な課題がある中、日本は大麻とどのような関係を築くべきか、市民の視点で話し合います。


-----------番組で公募したアンケート-----------


Q1大麻はクローン病などに効果があり、難病治療のために部分的に合法化するべきだとする声が一部で上がっています。こうした事態について、あなたはどう思いますか? 

A 医療目的の大麻使用を認める時期が来た

B 医療目的であっても大麻が危険なことに変わりはない

なぜそう思うのか?その理由も含めてお書きください。


Q2 あなたは大麻を吸ったことがありますか?

A ある

B ない

C ないが、いつかは吸ってみたい

なぜそう思うのか?その理由も含めてお書きください。


Q3 アメリカで大麻の使用は日常的な既成事実と化しています。医療大麻が認められていない州でも大麻は半ば公然と使用され、警察やDEAも個人の使用を追いかけることがほとんどありません。日本もこうなったらいいと思いますか?

A 絶対にだめだ

B アメリカでも禁酒法を制定した後で廃止したいきさつがあり、日本でも積極的に緩和すべきだ

C ちょっとならいい

D よくわからない

なぜそう思うのか?その理由も含めてお書きください。


Q4 日本のマスコミが大麻問題を検証する機会は極めて少なめに設定されています。欧米の高校生が普通に識別できる大麻と覚醒剤の違いを、日本の成人した一般人もよくわからないということがしばしばあります。現在の大麻に関する情報公開のあり方は変えていくべきだと思いますか?

A 大麻と覚醒剤の毒性や依存性の違いやタバコ・アルコールとの比較ぐらいは高校生にも教えるといい

B 当局がすで発表している情報の信憑性は高いし、青少年が興味を持ってしまうと取り返しがつかないので情報は小出しにするべきだ

C 大麻や麻薬よりも別の情報を公開すべきだ

なぜそう思うのか?その理由も含めてお書きください。


お答えありがとうございました。可能な方は、以下の項目にもお答えください。

△お名前・ペンネームで結構です △ふりがな △性別 △年齢 △職業 △都道府県


☆どのようにしてこのサイトを知りましたか?

○ツイッター・mixiなどのSNSから

 ○友達からの口コミ

 ○気がついたらサイトが開いていた

 ○大麻関連の情報サイトから

 ○その他


------回答の結果はPDFファイルとしてダウンロードできます------


■参考資料□

成田賢壱さんのブログ--->リンクへ

成田賢壱のクローン病と大麻に関する主張--->リンクへ

医療大麻に関するWikiサイト--->リンクへ

「医療大麻掲示板」も作成されました--->リンクへ

成田さんが募金を呼びかけているページへのリンク

Posted by i-morley : 16:39

リスナー投稿に答える

名前:mike
メッセージ:初めまして。twitterでモーリーさんのことを知り、
興味深く拝見&応援させて頂いております。

異論では無いのですが、twitterへの書き込みを
マスターとなる文章の一部にして、
文章の末尾にマスターとなる文章へのリンクを付けては
いかがでしょうか?モーリーさんの書き込みと書き込みの間に、
友達の書き込みが表示されて両方とも読みづらいことが多いので、
文章の中の刺激的な一文+URLという形で書き込んでもらえたら
ありがたいなーと思った次第です。

iPhoneやモバイルノートなどの画面の大きい端末で、
外出先でtwitterを見ている時、
モーリーさんの書き込みが画面いっぱいに表示されていると
隣の人に見られた時に大麻大麻大麻、、、でちょっと
気まずいというのも理由のひとつです。笑

私も大麻について議論することは、多様な考え方を受け入れる
基盤になると思いますし、世の中を民衆の団結によって
変えられるという事実を多くの人が実感することで、
他の事柄にも良い影響があると思います。

日本人は学生運動で何も変わらなかったことを受けて、
同じ意見の人が団結して何かを変えようとする動きに対して
とても消極的になった、と聞いたことがあります。
しかしインターネットが普及し、モーリーさんもお使いの
U-STREAMやTWITTERが流行っている現在の状況は、
利害に関係なく繋がろうとする個人の集まりですから、
同じ意見の人が団結し易い可能性を孕んでいると思います。

それでは、これからの活動も引き続き応援させてもらいますね。

お返事
はじめまして。大麻の話題が何かと多い今日この頃ですが、iPhoneの画面をのぞいている時、画面いっぱいに








大麻

という言葉が映っているのは、なるほど不都合な話です。一番いいのは、とっさに手で半分隠してツイットを見ることかも。

また、これ以外に「リスト」とかいうものがあって、それを使うとまとまった形で読めるらしいです。あまり知らないのですが、ご興味があればそれも。まあ、別に




入手法

を教示するサイトではないので、特に問題はないという気がしますが。

Posted by i-morley : 03:13

ツイッター書き込みのまとめ

本日、思うところあって連続的にツイットを書き込んでおきました。たまたまJ-WAVEがこの日に坂本龍一氏の番組をUSTREAMで公開したこともあって、J-WAVEに関する記述が一人歩きしてRTされていたようです。そこで、まとまった読み物と再構築しておきます。

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☆BBC:中国人権活動家、成田空港に90日間寝泊まりの後、上海へ。中国のブログやツイッターを通じて支援者が絶え間なく追跡。帰宅するも「なお活動を続ける」。ツイッター+ブログ=最強の人権アクション・ツール。 -->記事へのリンク

☆ボリウッド・スターのシャールク・カーンのクリケットに関する発言がヒンドゥー原理主義団体の攻撃の的に。本人は冷静に言論の自由を主張。これはインドの映画業界では極めてめずらしいことです。 -->記事へのリンク

カーンの発言は動画としてBBCから配信されています。 いろいろな考え方が共存できるのが民主社会。自分が反対する考え方に出会ったら、まず相手の主張を一度は聞いてみたいものです。

言論の自由が非常に発達している欧米諸国では権力が言論を封じたり誘導したりする時には極めて巧妙な手段が用いられます。

ですが言論の自由が未発達な国では逮捕・暴力・社会的な制裁という手段が脊髄反射のように用いられます。

中国が人権活動家を扱う荒っぽさと、日本が大麻所持の容疑者を扱う稚拙さは、言論の先進国からは同じような次元に映ります。

たとえ最終的に大麻を完全に禁止、厳罰化を徹底するにしろ、すべての情報をつまびらかにした上で国民レベルの討議を行い、民意のバックアップを受けるという手続きを経る必要があります。

「悪いから悪い。それを悪くないという人間はけしからん」という議論は議論ではなく、言論を封じるための一種の暴力です。

女性がお見合い結婚をしないこと、同性愛者が手をつないで歩くこと、在日コリアンに参政権を与えるか否か、医療大麻を合法化するかどうか。どれも冷静に議論を得て国民が結論を出すべきです。

自民党右派、右翼団体、左翼団体、朝鮮総連、韓国民団、解放同盟、PETAなどの一部の組織に議論そのものを封じられることを許してしまうことは自分から言論の自由をわざわざ棄てることになります。

面倒であっても、一つ一つの視点をじっくり吟味し、いろいろな方向からの揺さぶりやプロパガンダを乗り越え、国民が納得するまで議論を継続すること。これが民主主義を育てます。コンビニエンスは、そこにないのです。

言論後進国のプロパガンダの定番の一つに、「先進国のメディアは我が国の考え方・制度・文化を侮辱している」というものがあります。ボイコットなどを呼びかけて間接的に反撃し、都合の悪い報道を止めさせようとするものです。

BBCがカーンの側に立ってインド国内のヒンドゥー原理主義者たちの行動を詳細に報道すると、都合が悪くなるのは原理主義団体。そこで素早く暴力に訴えてヒンドゥー対ムスリムの敵対感情に火をつけようとしています。同時にナショナリズムに訴えて欧米からの批判を交わそうという目論見。

これは北京五輪の聖火リレーに対する抗議をフランスが許容したことに対して中国の国内で一斉にカルフール・ボイコットが叫ばれたようなもの。幼い対応です。ただマーケットが大きいからフランス政府もそのプレッシャーに折れてしまうという現実がありました。

「モーリーさんは、なんで大麻擁護の側に立つのですか?」という、前提からして間違った質問が時々飛んできますが、これに対しても「双方の意見をよく読んでご自分で判断してください」としか答えていません。

大麻を議論することは、とても面倒なことです。地政学的な知識も求められ、賛成・反対ともに説得力を持つためのリサーチを要されます。子供は参加できない議論なのです。

また、法律を変更したり改正するときには、根強く組織的に抵抗する勢力が当然出てきます。政治的なロビー活動を通じて民意を骨抜きにすることも、よくある話。このプロセスの全部と付き合って初めて変化がもたらされるのです。

これまで積極的に医療大麻に関わらなかった理由は、一つにはJ-WAVEでそのテーマを扱うことが禁じられたこと。つまり解雇されるということです。J-WAVEを去った今、堂々と議論できる立場にあります。

補足すると、大麻に関する番組は1度だけ放送を許可されましたが、収録中に発言を削除して途中からやり直すなど、事実上の検閲はありました。「これ以上やると、この番組はなくなる」という警告を受けた次第です。

ですが躊躇した理由はもう一つあります。白黒はっきりと結論が出せないテーマなので、膨大なリサーチが必要になるからです。大麻で救われる人がいる一方で、大麻と他の麻薬の密輸が一体化しているために、貧困になる地域も世界にはあります。

賛成・反対の双方の観点から、弁護士にでもなったような気分で細かく、厳密な検証が必要となります。感情がわき起こるたびに、それを冷静なところに持って行く人格の強さが必要です。

厳密な議論を積み重ねた上で、なおも感情的・生理的にどうしても反対側の意見が受け入れられないというところまでたどり着いた時、反対側に立つ人と直接話し合う勇気が必要です。ヒンドゥー原理主義団体はこの対話の無さにつけこんで支持を広めています。

大麻に関して詳細な欧米基準のデータを共有し、議論を進めれば、民主社会として日本は最適な答えを出せるでしょう。合法化も「日本の風土に合わない」という結論のどちらも可能性があります。ただ、その議論のプロセスそのものを歓迎しない既得権を持つ人たちがいるということも自覚しましょう。

これまで日本の政治決定や制度改正のたびに、最終的にはうやむやな密室での決着が定番となっていました。なんとなくそれに国民が納得していました。どこかで得をしていたからです。ですが今日、医療大麻の議論を放棄することは国民の利益を損傷します。

大麻をしっかりと議論できるか。最終的に大人の妥協ができるか。これから日本が多様な社会へと成長できるか、つまり先進国であり続けられるかが、今問われているのです。

本来ならばマスコミがこの問題の核心に切り込んでいる立場にあります。クローン病患者の成田さんと麻薬取締局の担当者、それに有識者・一般人・アーチストがずらりと「日本の、これから」方式で生放送ディベートを行っている。これ、マスコミの基本です。

それができない理由は日本のマスコミの構造そのものの中に、おびただしくあります。これは日本のマスコミの構造悪です。反論できるマスコミの方は、ほぼゼロだと思います。そういうマスコミに、国民は存続してほしいと願うのでしょうか?

マスコミが「ぼくらだって本当はちゃんとやりたい。でもできないんです。わかってください。それではSMAPがお届けするソフトバンクのCMをどうぞ」と言ってしまった時、マスコミの既得権を持たない人はインターネットで独自に対話・議論・検証を進める以外にないのです。

大人の議論ができない人はマスコミの大本営発表を信じて、波風の立たない(ちょっと退屈な)人生を送っていただいていいんです。スポーツの祭典ではしゃいでいてください。大人の我々は、じっくりと医療大麻をこれから議論しますので。何か結論が出たら、後で教えてあげます。

USTREAMで日々、放送中。「大麻の、これから」--->成田さんのUSTへ

Posted by i-morley : 22:54