焼きもちとAK-47


御徒町を歩きながら語りました。



■参考資料■
○米軍によるイラク民間人へのヘリ攻撃動画、Wikileaks にて公開される(翻訳記事
○英ガーディアン紙の記事には動画の一部が掲載されています。


☆アップデート
その後、ヘリ攻撃で父親を殺害され、負傷した2人の子供を探し出すドキュメンタリーも作られました。子供達は後遺症を抱えながら、存命です。


また、米軍関係者や退役軍人も数多くこの公開された動画を視聴し、さまざまな角度から意見が寄せられています。その中で、あるイラク従軍経験を持つ専門家は自身のブログで「市民の車を攻撃した判断は交戦規定(Rules of Engagement)違反だ」としながらも、殺害された報道写真家に同行した人物がAK型の小銃やRPGを携行している場面も確かに映っている、と主張。この部分は動画を公開した「Wikileaks」が見落としたか、故意に説明を控えているかの可能性があり、受け入れられないとしています。

Posted by i-morley : 00:56

中央アジアキルギスで革命が進行中

カザフスタンとウズベクスタン、中国などに隣接する中央アジアの小国・キルギスタンで昨日から革命が起こっています。数年前に独裁的な大統領を追放した革命とは種類の異なる、流血沙汰の革命です。

反政府派の群衆が警官隊と衝突し、政府庁舎やテレビ局に突入。現在バキエフ大統領は飛行機に乗って逃亡し、テレビ局を占拠した反政府派は「新政権」を宣言。

ニュースの流れはとても速く、ツィッターや「Russia Today」などに速報がどんどんと流れている状態です。日本語ニュースはAPなどの情報を一週遅れで翻訳しているため、例によって全体像がつかみにくい状態です。

昨夜から明け方にかけて数多くの速報リンクをモーリーのTwitterアカウントに流しておきましたので、こちらをご参照ください。http://twitter.com/ikebukuro/

☆新政権の「首相」とされる人物がツイッターを使用している可能性が大。アカウントはこちらにありました。主にロシア語ですが、国際社会を意識してか英語のツィートも発信しています:


☆来週からスタートする「モーリー大学」でもキルギス情勢・南ア情勢などのホットな話題の速報を扱い、解説していきます。

Posted by i-morley : 15:34

最新の国際時事:南ア事情・激変中

【今回の参考資料】

AFPBB:極右白人至上団体指導者が殺害される、南ア 賃金未払いで口論 http://is.gd/bgWJw 

南ア白人至上主義団体のリーダー、自宅で殺害。農園の賃金をめぐる対立で。人種間対立が扇動される懸念。 http://is.gd/bdzjs

AFPBB:人極右指導者の殺害で緊張する南ア情勢、「報復」懸念も http://bit.ly/cqyLQ1

ジンバブエの新聞:南ア与党ANCの青年支部指導者がジンバブエで演説「南アの白人農園を黒人の手で奪い取る準備を南ア政府は進めている。W杯の後で実行に移される予定だ」 http://bit.ly/bHiD17 ☆ジンバブエでは独裁大統領が白人農園を強制接収、黒人に「再分配」しています

南アの新聞:白人極右指導者の殺害はANC青年支部の「ボーア人を殺せ」という歌とは関係なし、と与党 http://bit.ly/b0UZQO

☆南アのこれ、もしかしてでかいかも。みなさん、ジンバブエの現状や白人農園の強制接収の実態など、ご存じでしょうか?もしも南ア与党のANCがW杯の後、白人農園の接収に動くと大激動になります。白人が追い出されるどころではなく経済的な混乱も。

☆以前ツィートでお伝えしましたが、ジンバブエのムガベ大統領は抑圧のテクニックを「黒いスターリン」と異名を取るエチオピアのメンギスツ元大統領から指南されています。現在ムガベが「メンギスツ流」の白人抑圧テクをANCと南ア情報員に伝授しているかも、と思うと...ガクブル

アパルトヘイト終了後に貧困へと転落した一部の白人に関するドキュメンタリー(2006): http://bit.ly/977mXo

富裕層の黒人と貧困層の白人を対比させたドキュメンタリー(2009) http://bit.ly/977mXo ☆もちろん、現在の南アでは貧困な人口のほとんどは黒人であり、黒人のほとんどは貧困です。しかし一方で転落した白人からは不満の声が上がっています

BBCの南アドキュメンタリー(2008):白人極右主義者へのインタビュー「私はアフリカを愛している。だから差別を肯定するのだ」 http://bit.ly/aOYHxs ☆同じシリーズで最近殺害されたばかりの極右指導者へのインタビューあり。取材者につかみかかりそうで非常に怪訝。

南アの記録映像:1994年の差別撤廃後、白人の貧困人口は倍増。 http://bit.ly/alz67p

南ア:不法流入したソマリア人・ジンバブエ人など外国人への暴力や排斥行為をあつかった映像。「新たなアパルトヘイト」 http://bit.ly/ckyeGc

先ほどのシリーズの続き:南アに不法入国した隣国のジンバブエ人を強制退去させる列車に記者が同乗。ちょっとむちゃくちゃな状況です。 http://bit.ly/95Nqof

南アの警察による外国人への暴力と搾取を扱ったドキュメンタリー: http://bit.ly/9XVJ1e ☆警察官に殴られたばかりの難民女性が血だらけのまま、延々とインタビューに答えています。ちょっとやばい。

2006年、南アの新たな白人貧困層に関するドキュメンタリー。アフリカーン語の会話に字幕がありませんが、見ると状況がわかります。 http://bit.ly/9yAfJ0

BBC:白人極右指導者の殺害に関して極右組織は「暴力による報復は行わない」と前言を撤回。与野党の弔問を受けて。 http://is.gd/bgtIJ

南アのテレビ局サイトから:白人指導者の殺害とANC側の「白人を殺せ」という歌の関連性を指摘する声も。アパルトヘイト時代にシュプレヒコールされていた反差別・反白人の歌が最近リバイバルされていた。 http://bit.ly/c20QWF

南アの状況を直感する上でとても役立つ映画が「第9地区」です。これは南アのアパルトヘイト政策時に実在した第6地区問題を基に宇宙人をまじえて再構築された物語ですが、差別する側がいきなり差別される側になって逃げまどうストーリーです。今週末公開 http://bit.ly/cSlFrP

英Mail:白人極右指導者の殺害に関する裁判開始。裁判所の前でメンバーの子供達がナチス模様に似た党旗を掲げる。http://bit.ly/cUSVmu 

AFPBB:南アの白人極右指導者殺害、反アパルトヘイトの歌がやり玉に http://is.gd/bhaNu

スポニチ:極右組織リーダー殺害...やっぱり怖い南ア http://bit.ly/c9YBtJ 「(極右)組織の幹部が4日、W杯に代表チームを派遣する出場国に対し「殺人の国」への代表派遣を取りやめるよう警告を発した」

産経:指導者殺害で極右「復讐」公言 南ア、人種間緊張高まる http://bit.ly/b5AxKD

Posted by i-morley : 20:14

決戦 in November

有楽町のガード下から共和党の今を解説。



☆番組中の告知では「大阪・神戸・広島のモーリー大学は、ほぼ確定」としていますが、すでにこれらの都市も開催が確定しています。現在は福岡での開催が「確定待ち」の状態です。また、これ以外の都市でも開催する意欲がありますので、「我が町に!」という方、是非フォームからご一報ください。

Posted by i-morley : 23:36

医療大麻ドキュメンタリー・アメリカで放映

名前:ルイス 
メッセージ:モーリーさん御早うございます

今朝Universal HDで放送された「In Pot We Trust」というドキュメンタリーを紹介します。番組ガイドには「Exploring all side of the medical marijuana controversy」と書かれていました。

Googleで検索したらyoutube等のサイトで観ることができるらしいです。


今朝は雨なので家の中で自転車こぎました。
これからお風呂の後ヨガです。

ルイス






お返事 
貴重な動画情報を本当にありがとうございました。思うに、アメリカのメディアの強みはタブーとされる既成概念を多様な方向から徹底して検証することです。一方で日本のメディアの強みは、多様な見方のある問題を一方向から見た見解に扁平化し、現体制に都合の良い形で隠蔽することです。「開く技術」と「閉じる技術」の違いです。どちらの技術の完成度も舌を巻くほどですが、メディアに載るか載らないかで世論の出方がまったく違うということが、この動画の事例からも明らかです。 

そこで日本で医療大麻合法化、大麻の一般的な合法化、大麻の非犯罪化を求める人たちは、今すぐにHDカメラを手にとってドキュメンタリー製作を開始するべきかもしれません。アメリカやヨーロッパのテレビ局に「日本の大麻規制の実態」を告発する動画資料でもかまいませんし、さまざまな人たちの「闘い」と証言を集めて、字幕を付けるだけでも価値があります。日本のメディアにまったく無視されたとしても、編集済みの動画をYouTubeに載せて世界に見せることはできます。また、その動画をきっかけに海外の記者が厚労省や首相官邸に取材を申し込む流れになれば、国際的な俎上で世界の常識と日本の常識を比較検討できます。 

ほとんどの日本人が大麻問題を「閉じた」形でしか認識していないにしても、海外に日本の実情を公開することは個々人のレベルで可能なはず。実際、多くの日本人の共感を得ない形で映画「Cove」はそれをすでに達成しています。
 
映像のカメラワークや仕上がり具合を問わず、チャンスは今だと思います。11月にカリフォルニア州で予定されている住民投票の直前にカリフォルニア州の地元テレビ局で放映されるような素材を提供できれば、影響力は保証されるでしょう。日本の「閉ざされた大麻問題」を「開かれた大麻討論」に変貌させるビッグ・チャンスです。 



マリフアナ合法化 カリフォルニアが住民投票へ産経新聞

 

 【ニューヨーク=松尾理也】米カリフォルニア州が今年11月、マリフアナ(乾燥大麻)使用の合法化の是非を問う住民投票を行うことをこのほど決めた。使用が認められれば全米初のケースで、大きな注目を集めるのは確実だ。今回、住民投票が提案された背景には、ヒッピー文化などの影響を色濃く残した風土に加え、同州が苦しむ財政難がある。


 住民投票は11月2日の米中間選挙にあわせて行われる。21歳以上の成人に対し、個人使用目的でのマリフアナの所持、栽培を一定量まで認めるよう提案する。販売については、州内の自治体ごとに拒否するか、認めた上で課税するかの裁量権を与える。マリフアナ容認派が住民投票に必要な署名を集めた。


 カリフォルニアが、異論や反対を抱えつつも全体的な傾向としてマリフアナに寛容なのは、ヒッピー文化の発祥の地として束縛を嫌い、体制に反発する風土がある。今回の提案はそうした文化的側面に加え、カリフォルニアが直面している未曾有の財政危機も理由に挙げられる。


 金融危機による税収の落ち込みで、同州では今も公共サービスの削減や、学校の授業日カットなどが進む。このため、昨年は一時、州議会でもマリフアナ使用を認める法案が審議され、マリフアナ課税による税収は年間14億ドルに達するとの試算まで公表された。
 もちろん、犯罪の増加によってむしろ州政府の負担は増えるのではないかとの意見や、目先の税収増のために「ゲートウェイ(入り口)ドラッグ」(より効き目の強い麻薬に進むきっかけとなるドラッグ)であるマリフアナを解禁すべきではないといった意見も根強い。


 連邦法ではマリフアナは明確に違法とされており、もし解禁に踏み切ったとしても法律的な整合性がどうなるかなどの課題も残る。


 しかし、同州で昨年4月に行われた世論調査では州民の56%が解禁に賛成。同年10月の全国調査でも44%が賛成と答えており、住民投票で推進派が勝利する可能性は低くなさそうだ。

Posted by i-morley : 00:04

やさしさのさざ波

「やさしさ」はデジタルだからこそ、伝わるのかもしれない。

Posted by i-morley : 00:25