☆スペシャルアナウンスメント☆

いきなりですが、CDのバーニング販売を行います。2007年のTシャツ以来、初の『物販』となります。


☆「モーリー・ライジング」CD販売キャンペーン☆

■期間 2010年7月スタートのツアー期間中
■販売方法 ライブ会場・レクチャー会場・路上の出会いなどでの手渡し販売のみ
■サインを毎回、個別に付けます
■音源はオリジナルでミキシングされたままの非圧縮・高音質ファイル
■数々の「i-morley」で使用され、リスナーの皆さんにはおなじみとなったサウンドトラックからのセレクト
→「くじら大好き」
→「の・り・ぴーーーーーーーっ」
→「がーんじゃー、がーんじゃー、がーんじゃー」
→「にゃーんとちょー、にゃーんとちょー」

■単価 2000円


○会場でしか、または路上でしか売りません。ツアー終了後の販売予定はありません。この機会に会場まで来てね!

Posted by molitter : 01:18

番組へのリスナー感想

名前:<ご芳名省略>
メッセージ:はじめまして。
昨日は完全にサッカーの前半戦を見逃しました。笑

私は数年前から完全に原発というか、核燃サイクルに反対しているのですが、昨日の話のながれからの最後のモーリーさんの話は理解できました。

私は完全に反対の思考に凝り固まっているのですが、あまり自分の考えを押し付けようとは考えていません。
あくまでも事実を広げていくというスタンスです。

世界には多くの問題が存在します。
傍観者ではいけないし、見て見ぬふりはもっとひどい。

自分にできる事をこれからも続けていければと思っています。
私も友人と共にUSTREAMを使った情報発信の準備を進めています。

モーリーさんの番組はこれまで観てきたUSTREAM番組の中で最も引き込まれました。次回からの様々な放送も拝見させて頂こうと思います。


お返事
お聞きいただいて、まことにありがとうございました。

原発問題やエコロジーについては、なるべく多くの人がタブーの無い議論を進められるような場を提供したいと思います。各人が自分で考えられるようにすることを一番大事だと思っています。その意味では推進・否定のどちらが正しいかを前提にしていません。

現在のエネルギー依存が続く限り、原発も続くでしょう。原子力発電がその大部分を提供している以上、原発を増やしていくことは仕方ないと考えています。原子力を使わなくてもいい低消費社会が実現できるならば、そこで建設を止め、逆に将来に渡って停止、解体する可能性もあると思います。ただ、今の日本社会にそこまで気合いを入れた禁欲性は望めないと思います。

また、原発の反対運動に関しては、内向きな視線で展開されていると感じています。今のやり方では、すでに意見が「反対」に固まった人にはアピールがありますが、意見が定まっていない一般の人を説得するだけの魅力が総じてありません。

これはシーカヤックで突撃したり、ハンガーストライキを展開している人たちにも言えます。彼らが正しいかどうかが問題なのではなく、外から見て彼らに魅力がない、ということが一番の問題です。

もっと成熟した、日本社会や国際社会を巻き込む運動の方法論はあり得ます。ですが残念ながら祝島の運動からは、そういった魅力を感じられません。また、「祝島に来ればわかる。この島に立ってからでないと本当に語る資格はない」という意見も読みましたが、その論法で日本の世論を動かすことには無理があります。

反対派の人たちは運動のあり方を見直す時期に来ていると思います。世界中の人が熱中するような形で祝島の美しさや生命力を発信できれば、これまで不可能に見えたことも可能になるでしょう。ただ、それをやるにはまず表現力と才能がなくては、だめです。

また、祝島という一つの「点」にこだわっても、代替案が見えてきません。核エネルギーを必要としない社会をどうやって祝島から実現できるのか、がもっとはっきり見えれば、その生き方に賛同して日本中から心ある人が集まるのではないでしょうか。

Posted by i-morley : 12:12

何かが変わる予感

☆思い切ってやり方を変えるチャンスが到来!


Posted by molitter : 11:52

夏のツアー・ロードマップ

徐々に南下するモーリーの空き日程と「自分の街への呼び方マニュアル」を公式サイトに掲載しました。

Posted by molitter : 09:11

上野にて小休止

関西からいったん上野に戻った「i-morley」がドトールで有機農法などをお話しました。

Posted by molitter : 22:58

関西ツアーを終えて

☆先ほど「オフィス・モーリー」に戻りました。目まぐるしい展開の中、張り詰め続けたツアーだったので、今は困憊・消耗しています。でも達成感もぞんぶんにあります。

いやー、本当に楽しい時間を皆さまといっしょに過ごせて感謝してます!それぞれのスペースでそれぞれのシチュエーションがありました。来た人はそれぞれの思い出を持ち帰ったことでしょう。

まず、大阪の「電気蕎麦」。ここはものすごい発信地です。ヤングなオーディエンスが出入りし、盛り上げている独特のバイブレーションで、天満橋の街の中に異空間が出現しています。インテリアの金属や照明、バーカウンターでお蕎麦を注文できる老舗スタイル、夜が更けるにつれて徐々に「何でもあり」の気配が高まっていく感じ...すべてが「あるべき大阪」つまり「アナーキー」でした。そこでやった初演も、その後のジャムセッション、みんなで騒いでいるうちに警察がやってきて「大変だ」みたいになった流れ。もう、最高です。毎週末でも、これで行きたい!

この機会に告白すると、実はぼく、1996年にリリースしたCDのツアーで大阪の難波「ベアーズ」というライブハウスに出たことがあります。その時のツアーはアメリカからミュージシャン2名を呼び寄せ、韓国や中国もアポ無しで強引に回って実演するという「力業=ちからわざ」の公演旅行でした。実際、途中で急にアジアへと進出することを決めてしまい、当初の予算を大幅に上回った分を100万だか200万だか私費で放り込んだほどです。

で、ソウルでは日本語で一曲を歌ったために警察がやってきて逃げる騒ぎが起こり、深夜ラジオ番組で公開謝罪を強要されるわ、アンプの無い居酒屋でギターだけをステレオのラインにつないで、ベースはアンプ無し、ドラムはバケツで叩くというめちゃくちゃなライブをやるわ、北京ではフィリピン人バンドの休み時間にステージに上がらせてもらうわ、天安門広場でドラマーのタトゥーが面白くて人だかりが出来るわで、大変に上がった状態で関空に帰国したその日のこと。「ベアーズ」に楽器を持って乗り込んで、さて本番というときに、お客が関係者も含めて8人。会場はがらん、としてしまいました。

「うそだろー!この破竹の勢いがついている時に!」
と声に出してファッキンシットでしたが、お客さんが増えてくれません。壁によりかかった人影にぼんやりと眺められながら、レパートリーをものすごい速さで駆け抜けて天井に向かって歌った一幕でした。確かレコード会社の人間も告知ひとつ出さず、「ベアーズ」のカレンダーに「モーリー・ロバートソン」とだけ載っていた感じで、まったくの鳴かず飛ばずです。ほんとうに悔しかった。

そしてそれから数えて6年後の2002年。荒削りなサウンドをテーマに結成したトリオのバンドで「いぬん堂」のツアーにブッキングされ、今度はリベンジを果たそうと燃えていました。ところがバンド自体が財政難に陥り、「もう持ち出しのツアーはできない。ギャラと経費が出るライブしかやりたくない。バイトがある」みたいな反対意見を押し切ることができず、日程の直前に事実上の内部崩壊が起こりました。でも「ベアーズ」へのリベンジを果たしたいぼくは、行かないことになったメンバーの「iBook」を借りて、急遽コンピューター・ミュージックのプログラムを組んで持って行ったのです。

だがしかし...サウンドチェックで「iBook」をつないで起動させた途端、マウスも動かなくなるほどに凍結しました。ぼくも凍りました。強制再起動を何度かけても、何も起こりません。
「すみません、次の方がおられるのでサウンドチェック終わりでーす」
みたいなことをPA越しに言われたとき、1996年の屈辱が倍になって再来しました。あまりに、悔しい。そこに来ていたもう一つのバンドのメンバーに頼み込んで「全部即興+知っている曲をめちゃくちゃなメドレーにして、バックで演奏して!歌うから!」
と懇願。ジョイント・セッションに対してまったく心の準備がないタイプのメンバーさんだったこともあり、まあ何とかやったけど、舞台上ですでに空中分解し、言うなれば自分に火を付けてその燃えっぷりをご鑑賞いただくはめに。ファッキン・ジーザス!それが2002年。

そして2010年、「電気蕎麦」。すっごく透明なひとときだった。何をやっているか自分で聞こえたし、流れもつかめたし、それが見えない対流になってお客さんとエネルギーの対流も起こっているのがわかった。ばっちりじゃん。おまけに終わった後、興奮したお客さん同士がとっくみあいのけんかを始めちゃって、あげくにはうるさいから警察の参上だよ?もうこれ以上ほしいものはない、と思ったね!あれでジンクスが取れた。

もう難波「ベアーズ」も怖くはない。待ってろ「ベアーズ」。近い将来またバンドを引き連れていくからな!

そして2日目の京都「アバンギルド」では、池田さんの飛び入りでトーク・ショーを行い、大トリでVJとのコラボ演奏を行いました。その模様は途中でソフトが落ちたため、USTREAMからは抜け落ちましたが、デジカメの動画モードで一部撮影されたものが残っております。すっごく色彩がきれいで、音楽とVJが見事にマッチしています。今度、お見せします。音も後で聞き返すと、メインのスピーカーから出ている音響は「バッチグー」でした。

最終日は神戸の「farmhouse cafe」。まごころ、手作り、みんなが集まれる家というモチーフが満載の会場が満員になり、ぎゅっと詰まった空間で30分の実演と2時間のトークを繰り広げてクライマックスとなりました。終わった後は、声が出ませんでした。燃え尽きる過程で、来場した皆さんに何かをお渡しできたという手応えもありました。

そしてこの関西の3カ所でそれぞれに味わい深い料理をいただきました。電気の通ったエレクトリック・蕎麦、京野菜の精進料理コース、中華街の手作り飲茶セット、そして「観音屋」のシュールレアリストが考えたようなチーズケーキ。そして-- you guessed it -- どこもかしこも小休止はドトールですよ。ポイントカードを出し続け、将来の1杯の無料コーヒーに向けて貯め続けました。

戻りの「のぞみ」にもすんなり乗れ、九州南部から四国にかけて広がっている豪雨を出し抜いて東海地方へと抜けることに成功。東京に着いた頃、部分月食が起きていました。見なかったけど。

3カ所の公演を可能にしてくださった関係者の皆さま、ラップトップ奏者の坂谷さん、入念なサウンドのサポートをしてくださったPAの浅岡さん、そして舞台監督の西川さん、「farmhouse cafe」のきょうこさんとまさきさん、楽しかったです!いただいたこの流れを大切にします。

そして来週末から再び、北陸→山陰→山陽→九州へと旅立ちます。道中で出会うかも知れないみんな、なにとぞよろしく!

Posted by i-morley : 23:39