久しぶりのごあいさつ

本当に長らくブログを更新しない内に、「311」以前の世界や、リビア以前の世界のバイブレーションのみが残るトップページとなってしまいました。今戻って読んでみると、あまりの距離感がシュールです。

「Groove Japan」の動画・エッセイ配信は終了しました。ですが災害で延期となった「Groove Talks」最終回は今週の金曜に、「Groove Live」はどのタイミングが最適かを判断して遠くないうちに開催します。

東京から名古屋へと脱出し、戻り、そして神戸にチャリティー遠征をし、また戻り。今日、月曜になって山手線の中は、以前と同じような、でも少しそうでないような感じでした。もとに戻せないことは潔く諦めて、現在の中で仕事をし、また平常を取り戻そうとする静かな努力がいろいろな人から感じられます。

相変わらずリビア、シリア、イエメン、そしてヨルダンの情報を収集し、日本の今にコネクトすることを願ってTweetし続けています。日本の『大変だ』という事態とどうつながるのかが、人によっては確かに見えにくいと思う。でも根っこではつながっているから。地球全体の規模で解決するしかない問題が積載されていて、これを場合によっては政府の仲介を経ずに市民がソリューションを実現するという動きが起こっています。TwitterでRTを押しまくれば、それだけで歴史は変わるのか?変わる。ただ、どのRTをどのタイミングで押すかをわかっていないと無作為になってしまうけど。

いったん喪に服するようにすべてのイベント・出演を合わせて8件延期しましたが、じわじわとひとつずつ新しい日程で開催していく所存です。今週金曜の「Groove Talks」クライマックス編の翌日には西麻布「BULLETS」でチャリティー・イベントにトーク出演を行い、翌週4月9日には池袋「鈴ん小屋」で音楽ライブに出演します。DJプレイもお話が入ってきそうなノリがあるので、それもまた徐々にブッキングを流し込みます。

さらに「i-morley」はこの春から新しいフォーマットを実験します。前回のUSTREAMでアナウンスした通り、スペースを借りてそこにオーディエンスが直接来場できる形式です。DJプレイあり、生演奏のジャムセッションあり、トークあり、料理あり、そして語らいと出会いの場。とにかくいろいろな人や才能が有機的に、オーガニックに出会って、そこから日本を復興、活性化へと導くアクション、リーダーシップが生まれる場を提供しようと思います。

今回のクライシスには人それぞれ反応が千差万別だと思いますが、モーリーは元に戻らない異変を体験し、今もその体験は継続中です。これまで表現した様式やメッセージでさえ、一部は陳腐化が進んでいることを自覚しています。今、現在の中で自分は何ができるのか?誰とどのように協力しあって、自分たちのいるところから、よりよい日本を作れるのか?

この流れに乗って、もっと大きな空間へと抜けるしかない。それがテーマなんだと思ってます。よろしくお願いします。

Posted by i-morley : 16:20