みなさん、「i-morley」の方では週1回の生放送を再開しただけで、他は久しくご無沙汰しております。寒い中、お変わりありませんか?
今「Groove Japan」のエッセイをモバイル・オフィスで執筆しているところです。今までの中で屈指の速度で動いているチュニジア情勢を追いかけています。本来ならば来週頭に配信する原稿を書き終えていなければならないのですが、まさに「革命」が進行している状態なのでぎりぎりまでリサーチを進めています。
さて、そんなハードコアな仕事もモバイルを設営する場所の雰囲気に大きく左右されます。MacBook Air+PWRの控えめなコンビネーションとは言え、周りの人達が新聞を広げるか携帯電話でメールを打つかしていない場所でノートパソコンをスプレッドするのは、少々勇気がいる作業。また、パソコンを広げるとお店に「長居するよ」と信号を送るようなものなので、その分気前よくオーダーするというマナーが求められます。そしてお店によっては、その場で仕事を始めるということそれ自体に違和感を覚える向きも。モバイル・オフィスは2011年1月時点では、まだフロンティアなのです。
そんな中、都内・秋葉原と御徒町の境界線に近いエリアにオアシスを見つけました。通常は自分の居場所を公開しないようにステルス営業するのですが、このお店はみんなに知ってほしい!と思うほど快適なのです。「Asan Cafe」という昨年12月にオープンしたばかりの無線LAN・電源・ハンモック付きのカフェです。ハンモック席があり、iPadを無料で貸出。屋内LANのパスワードが黒板に書かれてあり、持ち込んだMacBook Airもつながります。現在、そこからこの記事を書いています。電源ももらっています。
店内の雰囲気は、写真やレビューが掲載されたブログ記事などをご参照いただきたいところですが、ひとつ付け足したいのが食べ物のおいしさ。「ネカフェ」は昨今、ぼくの中では「貧困ビジネス」というイメージが染み付いており、食べ物も工業製品を胃に流し込むような覚悟がなければ頼みたくないというぐらいに怖いのですが、そういう暗黒時代からWi-Fiを切り離してくれるすばらしいメニューです。お食事セットについてくるサラダからして、うまいのです。ITワーカー向けの「またたび」か何か入ってる?と聞きたくなるぐらいに。今後お店に通って、全フードメニューの制覇を狙うかも。
アンテナの立った人たちが偶然見つける頻度も増しているようで、日に日にお客さんの数が増えています。ハンモック席の居心地が良すぎ。みんなまったりと居着いている感じ。自分もその一人で、ほしいものがパッケージになって、ここにある。ITワークをして、お腹が空いたら次のメニュー・アイテムを頼めばいい。ツィッター革命や「Wikileaks」革命が起きている世界情勢にも、ここでなら集中できる。本当はなるべく広めたくないのだけど、こういう流れを応援したいので、リークいたします。オフィス・モーリーからは自転車で来られるので、打ち合わせ場所としても好都合。オフィス内では『アサンジュ・カフェ』というネーミングでステータスを勝ちとっています。
リンク等、役に立つ情報は掲載しませんので、ご興味のある方だけ詳細を調べてください。好きになる人は、ほんとに好きになるから。