本日のツイッター記事

今日、フリーペーパー「108」が編集部から郵便で届きました。現在オランダに滞在している成田賢壱さんや医療大麻の問題について書いた原稿が掲載されています。やはり紙の実物を手に取ると、ずしりとした手応え、手ざわり感がありました。書籍は、大事ですね。液晶画面に映る「情報」としてのテキストよりも深い味わいがあります。「108」を入手できる配布店舗のリストはこちらにあります

それにインスパイアーされて、出先のドトールから取り憑かれたように携帯電話でツイッターを打ち込みました。そのあらましを以下アップしておきます。


今ふと頭をよぎったのですが、広範な引きこもり現象は、実は社会の構成やコミュニケーションのあり方が深いレベルでシフトした結果、居場所をなくしたという心理のなせるわざ?

デジタルデバイド、英語がひたひたと生活に浸透することによるデバイド、押しボタンを論理的に組み合わせるインターフェースの氾濫など。単純労働にも押しボタンを組み合わせる作業が広まり、グローバル経済の宿命として雇用は流動化、不安定化する。

同時に労働者の価値がより厳密に数値化されていく。しかも数値化はそ雇用主に有利な物差しでなされるため、学歴のようなブランドよりも短期で費用対効果を要求される。

すべてが短期決済のプロフィット、ロスで測られると、企業はその圧力により変質する。法律を破っても罰された時のコストを上回ればいい、という流れになり、企業が超法規的な存在になる。

そんな世の中だとロックンロールの「ノリ」を信念にして反抗することが出来なくなる。同じようにデジタルを使って反撃するしかないから。

なんでツイッターで呼びかけたデモが日本では起こりにくいのか、ということも研究課題として有意義。昭和の時代に通用したあらゆるオルグが効かなくなる時代に突入しているかもしれません。つまり、ただ怒りを共有してもだめ、カンパを募っても集まらない、そして文句を言うなら実行動がまず必要。

そしてデジタルな媒体にネイティブな魅力を発信して初めて、他人の意見に影響を与えられます。

左翼系のルサンチマンも、国粋的な「けしからん!」も共に無力化した現在。かつて伝わった憤りは届かなくなった。この現状がずしりとこたえた時に、燃え尽きる人が続出する、と見た。水平化し行くネット媒体では素朴な善意が共有されやすい一方で、社会を変えようという「義憤」は構造的に伝わりにくいという仮説を立てました。

ネットが企業論理に沿ってモラルを崩壊させるのでもなく、かといって既存の価値観が安泰でもなく、というバランスです。

かたやフラット化がすすみ、同時に格差が拡大。アナログの昭和では考えにくかった数々の現象は、陰陽のように補完的に起きている。

リテラシーが低かったり、ぼんやりしていると知らない間に相対的な弱者の立場に滑り落ちています。個人のハンデが途上国のハンデと一部そっくり。

陰謀説がさまざまな形で流布しているのも、想像力を使わなくても複雑な世界の異変が把握できるため、麻薬のように広がっているのだとおもいます。

言い換えると、陰謀論は弱者の抵抗手段になっている。そして強者に転じる機会は陰謀論の世界にはなかなか訪れない。アヘンだなあ。

アメリカには大麻ばかり吸って安易に陰謀論を語りつつ、フリーターを続けるお気楽なライフスタイルが一部定着しています。

一方、カリフォルニアで合法化されたら、最先端のデジタル管理で勝ち組になる「大麻のTSUTAYA」みたいなプレイヤーも出現するでしょう。

大麻好きがスモックをまとってバリスタをやる世の中を想像できますか?間もなくゲームのルールが変わろうとしています。

結論。今、日本はいやでも変わらなくてはならない力が内外から同時に作用しており、その光も影もある。波に乗れないと燃え尽きる。自分なりのきっかけを見つけて、人間として成長しようと決意すれば、道は開けるでしょう。みつを。

やっぱり受け身でいるのは本当に損な時代になっている。今日も自分に先行投資するためにヨガクラスに行ってきます!



...そして実際にヨガクラスに行ってきました。中級レベルのクラスを2つ続けて受けたため、後で体中が筋肉痛に。しかしその甲斐あって、本日生まれて初めて「カラスのポーズ」を3秒間保つことができました。まだ感動がやみません。ヨガはアサナを達成することが主たる目的ではありませんが、二番目か三番目ぐらいには大事なゴールだと認識しています。3年半かけてやっとカラスを数秒間維持できるようになった。むっちゃ、自信が付きました。押忍!

Posted by i-morley : 00:08