【北京=佐伯聡士】中国政府は24日、四川大地震の死者が前日の発表より約4800人増えて計6万560人に、負傷者が35万2290人に達したと発表した。
行方不明者は2万6221人。被災者は四川省の登録人口の半数を超える「累計約4550万人」としているが、累計の意味は不明。
中央テレビによると、温家宝首相は同日、地震の震源地で甚大な被害が出た四川省ブン川(せん)県の映秀で、死者が8万人以上に達する可能性もあると語った。(「ブン」は、サンズイに「文」)
映秀を視察に訪れた国連の潘基文事務総長との会談に先立ち、報道陣に明らかにした。新華社通信などによると、首相は「大量のテント確保や伝染病対策など困難に直面しており、2次災害の危険も排除されていない」と述べた上で、「3か月以内に被災者の生活を正常化する」と強調した。
温首相と会談した事務総長は「国連のあらゆる力を尽くし、中国の震災救援を支援する」と協力を強化する意向を表明した。
一方、24日付の中国紙「京華時報」によると、壊滅的な被害が出た青川県では、被災者のうち1万人を浙江省や陝西省などに移住させる方向で検討に入った。