北京五輪の選手や関係者用に特別に飼育されているという「五輪豚」をめぐり、中国で議論が沸騰している。豚肉を独占提供する業者が安全確保のため秘密養豚基地を建設したなどとする報道に「我々はどうでもいいのか」と市民が反発。五輪組織委員会は「報道は大げさ。関連企業に警告した」と火消しに躍起だ。
「五輪豚」は新京報が8月末に報道。秘密養豚基地は10カ所で、監視カメラを配備。飼料は欧州連合(EU)認証の有機農産物を使い、毎日2時間運動させて健康増進に努めている——などという業者の話を伝えた。
中国産食品への不安が高まる中で安全性をアピールした形だが、今年は伝染病の流行などで豚肉価格が高騰しており、消費者心理を逆なで。「いつも食べている豚肉は危険ということか」などと反発の声が噴き出した。