モーリー・ロバートソンと池田有希子がメインパードナリティをつとめる言論空間。累計登録者数27万人超の「個人媒体」です。不定期で深夜に生放送も行っています。

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「i-morley」の創始者。ペットは「死ぬとかわいそうだから」飼わない。見るだけ。オーラを読んだり出したりする。ミュージシャン、ラジオDJ、ジャーナリスト、作家などの仕事を鬼のようにこなす。パワーの源泉はかつて朝食にステーキを食べてマラソンをすることだったが、今はもっぱらヨガ教室と「甘いもの」でサプリメント中。1991年以来、J-WAVE(81.3FM)などでラジオ・パーソナリティーとして活躍し、伝説的な深夜番組「Across The View」を司会。その後MP3ファイル形式のポッドキャスト番組を配信。自由気ままに語り継ぐ「i-morley」はかつての深夜ラジオに心酔した人から初めて耳にするティーンエイジャーまで、広くリスナーの心をつかみ、27万人を越える登録オーディエンスを獲得するに至る。

 
 
女優。犬好き。くせ毛。長風呂。1990年からプロフェショナル俳優として舞台に立つ。代表作に「毛皮のマリー」「ロッキー・ホラー・ショー」「リトル・ナイト・ミュージック」「ナイン」などがある。2002年「Little Voice」などの演技により読売演劇大賞女優賞を受賞。高音域にまで達する地声を武器に映像・ミュージカル・ストレートプレイ・小劇場などで多方面に活動する。アニメ「パワーパフ・ガールズ」に登場するおてんば娘「バターカップ」の声優も担当。舞台「皆に伝えよ!ソイレントグリーンは人肉だと」出演中に「i-morley」の取材を受けたことがきっかけになり、2006年から共同司会者として参加。既存の表現媒体に囚われない活動を模索中。

 
i-morleyに対する感想はこちらから。
リスナー様との一問一答
2006年08月05日

【ご質問】

Name:みのみの


拝啓 モーリー様。

驚きの速攻(だって20分くらいじゃないですか?)で第2通目のアップに唖然としているみのみのです。
さてさて、長いメールばかりですみません。

ぜひモーリーさんにお聞きしたいことがあります。
昨日の4日に日経WEB版で確認している記事があり(以下のURLご参照)

--->記事へのリンク

ここには『米政府は3日、レバノン正規軍の能力向上を全面的に支援する方針を明らかにした。マコーマック国務省報道官が同日、同方針をライス国務、ラムズフェルド国防両長官が承認したと語った。』とあります。
すぐに支援するわけでは無い模様ですが、世界の警察アメリカという立場と、イスラエルへの目に余る加担・支援とのバランスを取ったみたいです。
ヒズボラとレバノン軍、レバノン政府との関係や過去の経緯を知らないので何ともいえませんが、
シリアやイランがレバノン政府をどう考えているのでしょうか?
そして、因果応報というコトバを米国政府はどう考えているんでしょうか?
米国政府は負の面を見ないのか超楽観主義なのか、それとも本当に馬鹿なのでしょうか?
考える度に「なぜ?」ばかりが出てきます。
極東の島国に居ると本当に判らないことだらけです。
ではでは。


【お答え】みのみのさん、いくつものメールをありがとうございました。雑感でお答えします。

●シリアやイランはレバノン政府をどう考えているのでしょうか?

--->シリアはもともとレバノンを「自国の属領」という風に考えているようです。何十年も「治安維持」を名目にシリア軍がレバノン国内に駐留していました。ところが今年の春、シリア離れを唱えた首相が爆殺されたのを機にレバノン国内、国際社会からシリアの撤退を求める声が上がり、しぶしぶ軍隊を引き揚げたばかりです。シリアとしてみれば、混乱が長引けば長引くほど、再度進駐する口実となるのでありがたい、と考えている可能性があります。また、この混乱の中で、イスラエルがやったことに比べて自国の特殊部隊がレバノン前首相を暗殺したという疑惑も、ウェイトが下がっていき、ほとぼりが冷めます。漁夫の利を得ている形です。

一方で、あまり強気にレバノンに入り込むと、南部を今後占拠するだろうイスラエルと正面衝突をするおそれがあり、イスラエルの「やる気満々さ」には、かなり用心していることでしょう。

さて、シリアの後ろ盾になっていると言われているのが、核開発疑惑で盛り上がり中のイランです。アメリカ政府はイランを目の敵にしていて、安保理に付託するなど強気に締め付けています。また、アメリカ政府はロシア・インド・キューバ・北朝鮮の民間会社がイランに武器供与をしているという指摘(英語の記事)をしました。このリストにはロシアの有名な企業であるスホーイ社も入っており、ロシアの外務省は「不当だ」と抗議。

アメリカからもイスラエルからも
「レバノンのヒズボラの背後にはシリアがおり、その黒幕はイランだ」
という声が頻繁に聞こえてきます。ただし、「i-morley」の「緊急レバノン特集・第2回」に出演された平和団体のStan Heller氏によれば、これはすべて国際世論を誘導するための作り話であり、イラン・シリア・ヒズボラは特に強く連携していないとの意見です。


●米国政府は負の面を見ないのか超楽観主義なのか?因果応報というコトバをどう考えているんでしょうか?

--->考えていなさそうです。今ここで強気に出れば、イラクもイランも掌中に収めて一挙に全面突破という腹が見え隠れしています。逆にイランも含めて全部を取らないと、イラクの情勢が内乱に突入して史上最悪の撤退をすることになるリスクもある。背水の陣で臨み、まずは弱い者いじめでレバノンを徹底して叩くことで中東の諸政府に歩み寄りを迫っているのかもしれません。

対照的なのが「内政不干渉」の原則を固持する中国政府。発展途上国と言えども4000年の歴史で培われた深謀遠慮を持ち合わせています。それに比べて、アメリカ政府は若気の至りで第3次世界大戦を巻き起こしかねない蛮勇へと猪突猛進しています。「押すだけでなく、引くことも大事」という知恵は、痛い目に遭ってみないとわからないのかもしれません。

これからアップする予定の、上海で取材したビジネスマンの一人に発言に、以下の内容があります:
「中国は他の国を攻めなくても、自国内の人口だけで十分豊かになれる。だがアメリカは自国の余剰に作りすぎた製品を他国に買わせないと、やっていけない。したがってアメリカの世界戦略や侵略的な行動はすべて、自国の物を買う人間を増やすための作戦なのである」

アメリカというシステムが次第に不安定になっていく、凋落の予兆が今、露呈しているのかもしれません。今回の一連の中東掌握に失敗したあかつきには、2008年の大統領選で共和党の失脚もあり得るでしょう。

【フォローアップの投稿】


Name:みのみの

拝啓 モーリー様。

超物凄い勢い&重量級のレスポンス感謝申し上げます。そして大変貴重なお時間を割いて頂きありがとうございました。
大変詳しく判りました。
レバノン政府については外務省渡航情報など拝見してはいますが、政府の方針や党の考えまでは掴めませんです。ましてシリア、イランの情報は西側メディアの偏見報道だけと言っても過言じゃありません。
モーリーさんの多方面の見識から我々に通訳してもらうと本当に助かります。
広大な土地(国土)又は無尽蔵?なエネルギーを抱えた国家が世界のシステムを作るということはスッキリ理解できます。
小国で資源の無い国家の民として、どういう振る舞いが相応しいのか?靖国問題で揺れる中i-morleyでじっくり考えていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

Posted by i-morley : 2006年08月05日 19:02
 
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空からモーリーが降って来る
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